受けたご恩を心に刻み直す(福祉経営余話)

文責:理事長 岩崎俊雄

 冒頭から私事で恐縮ですが、7月7日に77歳になる兄が帰らぬ人となりました。岩崎家に入る前の私の旧姓は草野ですが、その草野家は7の数字に縁があるようで、亡き母は大正7年7月7日生まれで、公務員の父に嫁ぎ、戦前戦後の貧しい時代に、7人の子どもを育て上げました。長女と長男は既に他界していますが、先日急逝した兄は三男で、昨年奥さんを亡くしてからは陽気な兄にしては元気がなくなり、次第に生きる気力を失っていったようです。「楽しい人生だった」と言い残して、安らかな眠りに入ったということで、残された甥、姪も満足だったようです。
 通夜式、葬儀告別式には残された兄弟、甥、姪等が参列しましたが、7人の兄弟も4人になり、淋しい限りです。亡くなった兄は、今年の兄弟会の目的地は足利フラワーパークにしよう、とパンフレットも取り寄せ、心待ちにしていたというのです。そんなことから、兄弟会は希望する甥、姪等も加えて今後も続けよう、ということで意見が一致しました。
 ところで、人間の一生には考えられないような想定外の現実が待ち受けているようです。私自身、栃木での生活、しかも社会福祉施設の理事長職など想定外でしたし、この歳まで現役で活躍できる等全く思いもよりませんでした。振り返れば8年前に大病を患い、自治医大附属病院での3月の闘病生活を余儀なくされたので、その後今日のように回復することなど、私自身は勿論のこと家族のだれもが信じられないことだったと思っています。
 当時、全国社会福祉法人経営者協議会の会長であった高岡國士先生の『障害者施設経営委員長は命ある限り継続してお願いしたい』という言葉に励まされ、タクシーと新幹線そして苦手な航空機等を乗り継いで全国の会合等に出席していたのが、生きる力になったのだと今になって思っています。あれから8年、執刀医である主治医も信じられないほどに回復しました。今でも定期的に診察していただいており、大変ありがたく思っています。これまで、私を支えてくれた多くの皆様に、改めて心からお礼を申し上げます。
 法人設立45年を迎えた今日、法人設立時の想いを繋ぐため、これまで多くの皆様からお寄せいただいたご恩を改めて心に刻み直し、職員を信じ職員と共に、利用者に寄り添ったサービス、「ウブゴエカラ灰トナリテマデ」のサービスの提供に努めたいと考えています。

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