年頭に当たって(福祉経営余話)

文責:すぎのこ会理事長  岩崎俊雄

 新年明けましておめでとうございます。昨年は本会初の特別養護老人ホームを開設したこともあり、多くの皆様から格別のご指導・ご支援を賜りました。心より厚くお礼申し上げます。
 本年は、本会設立後初めて開設した知的障害者更生施設「すぎのこ学園」から40年の節目の年に当たります。『初心忘るべからず』のことわざどおり、創立時の原点に立ち返って社会福祉の在り方、サービス提供の在り方について再検討する年にしたいと考えています。
 国においては、社会福祉法人制度見直しを中心とした社会福祉法改正案の年度内成立に向けた審議が再開されようとしています。改正案の内容については様々な課題が残されていることも事実ですが、子どもの貧困、老後破産、65歳の壁等、市民が求める課題に応えることのできる、新たな社会福祉法人へ脱皮することが何よりも求められているのではないでしょうか。
 本年は、そのための取り組みの一環として、建設途中のグループホーム「第二ひまわりホーム」(仮称)の早期竣工を図るとともに、延び延びになっている放課後等デイサービス事業のための「第二あすなろ」(仮称)の改修工事に着手する予定です。また、昨年予定していた日光エリアにおける放課後等デイサービス事業所、グループホーム等の整備については諸般の事情で中断しましたが、改めて建設用地の確保等具体的な対応策を検討する予定です。
 例年になく穏やかな天気に恵まれた新春でしたが、新年早々厳しい年になるようなニュースも飛び込んできています。加えて、社会福祉法人にとっては、制度創設以来の改革が本格化する年になります。本会としては、制度改正の動きを注視しながら、地域が求めるサービスを提供するため、それぞれの施設・事業所の機能の見直しを図るとともに、施設設備等の整備に向けて継続して検討してまいります。

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