多くの皆様の善意に改めて感謝(福祉経営余話話)

文責:理事長 岩崎俊雄

 理事会、評議員会に提案する議案等の事務作業中に、東京にお住いの湯沢さんから封書が届きました。岩舟名産の葡萄を贈ったことへのお礼とともに、『毎年続けている寄附金の贈呈を今回限りで終わりにさせていただきたい』、と書かれてありました。湯沢さんは、本会に対し、10年にわたり毎年百万円という多額の寄附、愛の定期便を継続してこられました。
 恥ずかしい限りですが、私を含め、湯沢さんにお目にかかった法人関係者はありません。何度か自宅を訪ねてお礼を申し上げたいと思っていましたが、湯沢さんをご紹介いただいた方から『ご迷惑になるからそのようなことはしないで欲しい』と言われていましたので、実現できませんでした。
 本会は、施設整備の基本計画として、アクションプランを策定していますが、前回ご報告のとおり、今年度から第5次プランの実現に向けた検討を開始したところです。このプラン実現に要する財源の一部は、多くの皆様からお寄せ頂いた貴重な寄附金を充当させていただいています。寄附金額等については、本会のホームページ等をご覧いただきたいと思いますが、多くの皆様の善意に、紙面をお借りし、改めて心からお礼申し上げます。
 ところで、本会は、今回の社会福祉法人制度改革が実行される10年以上も前から、財務規律の確立と透明性の向上を図るため、会計監査法人による自主監査を受けてきました。その結果もあり、本会の多くの会計責任者、出納職員の質の高さはかなりの水準にあるものと自負しているところです。このような実績が認められ、昨年度は厚生労働省の会計監査人設置モデル事業の指定を受け、会計監査人による正式な会計監査を受けました。
 例年になく厳しいところもあり、関係職員の労苦は勿論のことですが、私自身も少々疲れがたまりました。そんなある日、仕事を終え事務所の裏にある自宅に戻る折に、岩船山から続く水路付近を飛び交う無数のホタルを見つけました。数年前から観察できるようになったのですが、その光景はまさに幻想的で、柔らかな光に心が和みます。岩船山の慰霊碑に眠る多くの仲間や関係者からの、心を込めた温かなプレゼントではないか、と疲れも忘れます。
 そんなしみじみとした思いに浸りながら、多くの皆様の善意に改めて感謝するとともに、トータルサポートシステム構築のための第5次プランの早期実現に向け、心を新たにしています。

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