年頭に当たって(福祉経営余話)

文責:すぎのこ会理事長  岩崎 俊雄

                                    
 旧年中は公私ともに大変お世話になり、心よりお礼申し上げます。本年も同様のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
 さて、社会保障、社会福祉の抜本的な見直しが行われ、社会福祉法人制度改革も本格化してきました。このような中にあって、創立40周年の記念すべき年を迎えることができました。
 本会は、昭和50年6月10日に齋藤邦吉厚生大臣の認可を受け、同年6月24日に法人設立登記を完了し、正式に成立しました。その際、齋藤大臣から記念に頂戴した、『清和』の為書が本部事務所に掲げてありますが、夢のような気持であった当時を懐かしく思い出しています。以来40年、設立発起人、すぎのこ学園設立後援会の役員をはじめ、多くの皆様から温かなご指導、ご厚情を賜りました。改めて心よりお礼申し上げる次第です。
 一方、この間に障害者福祉の分野にあっては、早期発見、早期療育から高齢期に至るまでの、障害特性に応じたサービス制度が確立しました。しかも、当時を知る障害者、その保護者そして関係者には信じられないような、利用者がサービスを自由に選択できるという契約制度に生まれ変わり、法制度上は完成されたと言っても過言ではないでしょう。今後は、この制度を守り、利用者本位のサービスを提供する基盤整備を図っていくことが、私どもに与えられた責務ではないかと考えています。
 厳しい社会経済状況下にあって、記念すべき年を迎えたわけですが、それぞれの施設・事業所の機能の見直しを行うとともに、施設・設備の状況を再点検し、よりきめ細かなセーフティネット、トータルサポートシステムの構築を目指す所存です。「こんなチビ助け何になる」から40年、受けたご恩を忘れずに、地域から信頼される「誰でも感心するような大杉」になれるよう、役職員一同初心に立ち返り努力してまいります。

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