年頭に当たって~脚下照顧~(福祉経営余話)

文責:すぎのこ会理事長 岩崎 俊雄

 新年明けましておめでとうございます。昨年は、栃木エリアにおいて、放課後等デイサービス事業所「あすひ」及びグループホーム「みどり、みかも、第二みかも」を開設しました。また、日光エリアにおいては、年末に放課後等デイサービス事業所新築工事の入札を実施し、年明け早々に建築工事に着手、秋頃にはオープンさせる予定にしています。さらに同エリアにおいては、近々に新規グループホームのための建設用地を取得し、夏までには新築工事に着手する計画で準備を進めています。
 さて、本年は障害福祉計画の見直し、新たな障害児福祉計画の策定の年に当たります。国の動きは勿論のこと、計画策定に関する市町等の動きを見ながら、必要に応じ関係機関に要望を伝えていかなければならないと考えています。さらに、多機関の協同による包括的支援体制の構築事業、介護保険法と障害者総合支援法との整合等が話題となってきている昨今、これらの動きも注視していく必要があります。
 このような中にあって、親戚同様のお付き合いをしている関係者から、「親しい知人が認知症らしい」との相談をいくつか受けました。私自身も高齢者のひとりであり、他人事では済まされません。本年4月から改正社会福祉法が全面施行され、新たな制度下での評議員をはじめとする役員等の選任を行わなければなりません。まさに、すぎのこ会を支える役職員等の人材確保と養成が喫緊の課題であり、早急に対応する考えです。
 本会は、これまで障害者、子ども、高齢者等の領域を超えた包括支援、トータルサポートシステムの樹立を目指し、皆様の要望に応えるサービスの提供、事業所の整備に努めてきました。しかし、今年からは新たな社会福祉法人制度の下で、足元を見つめ直して内部組織の充実を図り、現在利用されている方々への「サービスの質の向上」を図ることを最優先にしたいと考えています。その上に立って、制度改革で求められた「経営組織のガバナンス強化」「事業運営の透明性の向上」「財務規律の強化」さらには「地域における公益的な取組を実施する責務」等の課題に取り組む所存でおります。

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